東京都│銀座和光の時計塔 <アゼスタ観光地ブログ>
2018.06.20 Wednesday
アゼスタです。こんにちは。
やりましたね!日本代表!
ロシアW杯初戦、コロンビアに勝利しました。
次戦は24日セネガル戦。
こちらも身体能力の高い強豪ですが、また熱いドラマを見せてほしいですね。
では本題へ参りましょう。
今回は「銀座和光の時計塔」をご紹介します。
銀座4丁目交差点、和光ビル、時計塔。
言うまでもなく銀座のシンボルでありますね。
見慣れた景観ですが、その歴史はあまり知られていないのではないでしょうか。
ちょっと調べてみました。
初代時計塔が完成したのは1894年、明治27年になります。
和光の前身である服部時計店がこの土地を買い取り改築する際に設置しました。
時計の上には30分毎に時報を打つ鐘が置かれ、丸みのあるハイカラなデザインだったようです。
明治・大正と27年にわたり銀座の人々に愛されましたが、
1921年、大正10年に改築の為取り壊されます。
その後関東大震災の影響もあり建替えはなかなか進まず、
ようやく2代目時計塔がお目見えしたのは1932年、昭和7年のことでした。
その日から現在まで85年を超える年月を、銀座の街を見守り時刻を知らせてくれています。
外観は変わりませんが、時計の精度は振り子式からクオーツ、電波修正、
そしてGPSによる時刻修正へと時代と共に向上しています。
ビルの建築様式はネオ・ルネッサンスと呼ばれるモダニズム建築。
ゆるい弧を描いた優雅な曲面で、外壁はすべて大理石が使われています。
この建物に合う時計塔を、ということで当時の設計者はノイローゼ状態になるほど悩んだそうです。
その甲斐あって建物に調和した「世界にふたつとない時計塔」が完成し、
今も人々を魅了しているのですね。
2009年(平成21年)には、経済産業省から「近代化産業遺産」に認定されています。
時計塔の四方にある文字盤はほぼ正確に東西南北を向いているそうです。
次に銀座へお出かけの際は、ぜひチェックしてみて下さいね。