鹿児島県│知覧特攻平和会館 <アゼスタ観光地ブログ>
2018.05.31 Thursday
こんにちは。アゼスタです。
九州北部、四国と梅雨入りしました。
昨年に比べ23日も早いとか。
来週には中国から関東甲信エリアまで梅雨入りの予想がされています。
急な大雨や車の運転など、皆さまどうぞ気を付けてお過ごし下さいね。
では、本題へ。
今回は鹿児島県から、「知覧特攻平和会館」をご紹介します。
鹿児島中央駅からJR指宿枕崎線で約36分、平川駅からバスに乗り換え約30分。
車ですと約70分程南へ下った場所に位置する「知覧特攻平和会館」。
そのすぐ傍に、第2次世界大戦当時、本土最南端の飛行場だった「知覧飛行場」があり、
戦争末期には、全国各地から陸軍特攻機がここに集まり、沖縄方面へ出撃していったそうです。
建物内は撮影不可。周辺には戦闘機が展示されています。
全特攻戦死者1,036名の内、439名(中継基地となった徳之島・喜界島を含む)、
全員の半数近くがここ知覧基地から出撃しています。
特攻といった敵艦に体当たりする戦法は絶対とってはならない、
二度と戦争を起こしてはならない、という思いを込めて、
写真や遺書、遺品約4,500点、特攻隊員の遺影1,036柱が展示されています。
また、生き残った方々の証言映像や修復された戦闘機、飛行服や整備兵の作業服なども
展示されており、当時の本当にあった戦争というものが実感としてせまってくるものがあります。
特攻勇士の像
この「知覧特攻平和会館」の設立には初代館長の板津忠正さんの存在なしには語れません。
自身も特攻隊員でいらした板尾さんは、戦後特攻で亡くなった多くの仲間の遺族を探し出し、
特攻慰霊とともに当時の状況を遺族に説明にまわったそうです。
そして特攻隊戦没者芳名簿を手に、すべての方々の遺影1,036人分が集まる平成7年まで
全国を行脚されたそうです。
生き残った者が何をするべきか、身を持って教えて下さった方です。
どういった経緯で戦争が始まり、特攻作戦に至り、そして終結していったか。
学校の授業では学べない、歴史上の遠い出来事ではない戦争を学べる場所として、
語り部の方たちが伝えてくださる貴重なお話を聞ける場所として、
たくさんの方に訪れて、そして他の方へ勧めてほしい施設だと思いました。
近隣には「ミュージアム知覧」、「知覧武家屋敷庭園」、「大野岳展望所」、
「豊玉姫神社」などの観光名所もあります。
ぜひ、知覧へ足を伸ばしてみて下さい。
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鹿児島県 「知覧特高平和会館」
[所在地]鹿児島県南九州市知覧町郡17881番地
[TEL]0993-83-2525
[公式HP]http://www.chiran-tokkou.jp/
[開館時間]9時から17時 無休
[入館料]個人/大人500円 小人300円
団体/大人400円 小人240円 30名以上
[アクセス]鹿児島空港から車75分
鹿児島中央駅から車65分
指宿スカイライン知覧ICから約20分
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