鹿児島県 │知覧武家屋敷庭園 <アゼスタ観光地ブログ
2018.04.25 Wednesday
こんにちは。アゼスタです。
今日の東京は大雨警報が出るほどの激しい雨が降っています。
今年の春はいつもに増して雨の日が多いような。
そもそもこの季節は「春の長雨」や「菜種梅雨」などの名前があるように、
梅雨に似た気圧配置で気温が低く雲が多い日が何日も続いたりするものらしいですね。
GW前半は全国的に晴れの予報が出ているので、気持ちの良い週末を期待したいと思います。
さて今回は鹿児島県から、「知覧武家屋敷庭園」をご紹介します。
所在地は鹿児島駅から南へと下った南九州市知覧町。
薩摩の小京都とも呼ばれている地域です。
徳川幕府時代の第18代知覧領主島津久峰の時代に、現存する武家屋敷群が造られたとされています。
七つの池泉式庭園と枯山水庭園が点在し、庭園と屋敷を囲む石垣とイヌマキの生垣。
(イヌマキは石垣の上の防風林みたいな植え込みです)
沖縄によく見られる石敢當(魔よけの石碑)や、屋敷入口には屋敷内が見えないように屏風岩(沖縄のヒンプン)があり、
琉球貿易が盛んだった当時の様子が伺えます。
この7つの庭園は国の名称庭園に指定されています。
武家屋敷群を東西に通る道は「武家屋敷通り」と呼ばれる約0.8Kmの道路があります。
薩摩藩による藩政時代には、鹿児島への往来に使われた街道です。
江戸の雰囲気をそのままに伝えるこの地区は、
1981年に国の重要伝統的建造物群保存地区の選定を受けています。
戦を想定して造られたであろう道幅や鋭角の曲がり角、防壁となる石垣、
一転して優雅な庭園など、後々に伝えていきたい大事な町並みであること間違いないですね。
今年度のNHK大河ドラマ「西郷どん」の撮影ロケ地にも使用されています。
武家屋敷通りは、お殿様凱旋のシーンで、
森重堅庭園では沢村一樹さん演じる赤山靱負が切腹したシーンを撮影されています。
ドラマを見ている人には、あのシーンがここで!と映像が湧いてくるのでは。
もちろん見てない方も、立っているだけで江戸時代へのタイムスリップ感は味わえます。
駆け足ではなくゆっくりと時間を取って散策して頂けたらと思います。
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鹿児島県 「知覧武家屋敷庭園」
[所在地]鹿児島県南九州市知覧町
[TEL]0993-58-7878 知覧武家屋敷庭園有限責任事業組合
[公式HP]http://chiran-bukeyashiki.com/
[開園時間]午前9時から午後5時まで 無休
[入園料]個人 大人500円 小人300円 / 団体30名以上 大人400円 小人240円
[アクセス]鹿児島空港から車で75分 鹿児島中央駅から車で50分
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